今日読んだ本の言葉を見て、ふと、相田みつをさんの「みんなほんもの」を思い出した。
小学生の時に学校の先生が道徳の時間にプリントを印刷してくれたのを覚えている。これが初めて読んだ相田みつをさんの作品であった。
みんなほんもの
トマトがねえ トマトのままでいれば ほんものなんだよ
トマトをメロンに みせようとするから にせものに なるんだよ
みんなそれぞれに ほんものなのに
骨を折って にせものに なりたがる
みつを
歳を重ねてから読むこの文章もまた格別である。
小学生の頃はこの言葉の意味を理解したようなしていないようなで、なんだかくすぐったいような感覚だったの鮮明に覚えている。
今は、このことだったのかと、理解できたような気がする。
人間は毎日横を見ては熟考している。
植物は日々上を向いているではないか。
今日という一日をしっかり生きる。
そのことを教えてくれるのはいつも他の生き物なのだ。
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